蓄熱技術研究分野 – Shigeru KOYAMA –
エネルギー貯蔵部門 蓄熱技術研究分野
研究テーマ事例
- ヒートポンプ・冷凍システム用次世代作動媒体の伝熱特性
- エネルギー貯蔵材料としての吸着剤の熱・物質伝達特性
- 蒸気圧縮式ヒートポンプ・冷凍システムの高性能化
- 産業排熱回収用高温ヒートポンプ開発
- 熱駆動吸着冷凍システムの高性能化
研究概要
地球規模のエネルギー・環境問題への対応は21世紀における重要課題のひとつです。特に、ヒートポンプ・冷凍システムにおいては環境負荷最小の新規作動媒体を用いた高性能システムの開発が求められています。また、大量に排出されている100℃以下の低温排熱を有効に利用した熱エネルギー変換システムの開発もその重要性が増しています。そこで、環境負荷の小さい新規作動媒体の凝縮および蒸発、新規吸着材への熱媒体(蒸気)の吸着・脱着過程などの熱および物質同時移動過程おける基本的機構の解明に取り組むと共に、それらの熱・物質同時移動過程を応用した次世代ヒートポンプ冷凍システム開発の基礎研究を行っています。
環境負荷の小さい新規作動媒体の探求
既存作動媒体に比して地球温暖化係数(GWP)が小さい新規の混合冷媒の探求を行っている。
環境負荷の小さい新規作動媒体R1234ze(Z)の管外凝縮・沸騰
GWPが極めて小さい新規に開発された作動媒体の水平管外の凝縮及び沸騰伝熱特性の評価を行っている。
排熱回収用高温ヒートポンプサイクル開発
100℃以下の産業排熱を160℃以上の熱源として使用できるヒートポンプサイクルの開発研究を行っている。