九州大学 エネルギー基盤技術国際教育研究センター

1. センターの目指す方向性

1. エネルギー基盤技術はなぜ必要か?

1) エネルギー利用についての課題と対策

現在、我が国が直面する国家的二大課題として、エネルギー自給率低迷と化石燃料輸入コスト高騰があります。これを解決するために、エネルギーの安定供給に必要なグリーンイノベーションが求められています。具体的な対策としては、以下の2つが重要と考えられます。

  • 現実的エネルギーである炭素資源と再生可能エネルギーである自然エネルギーのベストミックス
  • 社会全体でのエネルギーの徹底利用を図る総合技術の開発

エネルギー自給率向上には、
発電・蓄電・省エネ技術の統合が不可欠

 
 

2) エネルギー基盤技術確立の重要性

エネルギーを効率的に創る発想から、社会全体の省エネルギーを図り、創られたエネルギーの徹底した無駄ない利用を実現する発想の展開が必要です。このためには、「総合的なエネルギー技術」が必要ですが、その展開の鍵の1つとしては、以下の2つが考えられます。

  • 蓄電・蓄熱、熱電変換・光電変換、省エネルギー技術の材料・デバイス・システム研究の学際融合
  • 創自然エネルギー技術研究との連携による現実的な技術開発
  • 自然エネルギー利用促進には、
    蓄電技術が不可欠