2. センターで追及する研究
本センターは、エネルギー変換部門、エネルギー貯蔵部門、省エネルギー部門、創自然エネルギー部門、および、客員部門を設置しています。エネルギー変換部門では、熱電変換、光電変換技術、エネルギー貯蔵部門では、蓄電・蓄熱技術、省エネルギー部門では、住空間とIT省エネルギー技術を中心に、材料、デバイス、システム開発研究を進め、創自然エネルギー部門で、太陽光や風力発電との科学技術を推進します*リンク研究例。センターでは、これらの個々の研究を、分野を超えた連携研究、共同研究へと発展させ、さらに学際的に融合させた新しい科学の創造をめざします。連携はセンター内にとどまりません。客員分野では、学内、国内、海外から、産官学の関連研究者を積極的に招へいし、連携研究や共同研究の促進を図ります。とくに、センター教員との連携が期待されている分野としては、電気・情報分野のスマートグリッド技術、自然エネルギー分野の地熱発電等があり、これらの第一線研究者を招へいして交流を図っていきます。
以下に研究例と相関図を示します。この図は一見、スマートコミュニティ構想に類似していますが、既存の技術を組み合わせたスマートコミュニティ構想は多く国内外に存在しますが、「エネルギーを徹底利用」の観点から、個々のエネルギー関連技術をつなぎ、体系化し、その連携融合により、新エネルギー技術の基礎~実用基盤研究を育て上げる拠点形成は、本センターの他にない特徴となっています。